医療事務の活躍現場:調剤薬局

調剤薬局での医療事務の業務は処方箋の受け取りがスタートである。
初診の患者の場合は、保険証の確認と「薬暦簿」を作成する。
処方箋は薬剤師に渡し、薬剤師が入力した処方箋の内容をコンピューターに入力し、調剤報酬の算定を行うのが基本業務となる。当然、会計も同様に行う。
調剤薬局で働く医療事務スタッフは調剤助手とも呼ばれ、薬剤師とのチームワークが重要な能力となってくる。

<仕事の流れ>
①患者が医師から受け取った処方箋を受け取る。

②薬暦簿の作成、処方箋の内容をコンピュータに入力

③薬剤師による調剤、監査など

④会計

病院・歯科医院同様に調剤薬局もレセプト業務は存在する。
ただし、同じ診療報酬の中でも調剤報酬という分野に携わるので、薬剤に関する知識と点数を算出するという意味で専門性が問われる。

調剤薬局は薬剤も管理しているが、管理は薬剤師の管轄で医療事務の業務は患者とのやり取り、窓口となる。

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医療事務の活躍現場:歯科医院

医療事務の歯科医院の業務は受付が主な業務となる。
歯科医院では、診察室(治療室)のそばに受付カウンターを設けるのが一般的である。
勤務時間の大半を過ごすことになる受付カウンターでは、患者の保険証確認、カルテ発行、診察室への案内、診察料の会計を行う。

また、歯科医院は予約制で経営を行っているため電話の応対、患者の予約スケジュールの管理、会計の一連の仕事をこなす必要がある。
歯科医院で働く医療事務スタッフは、歯科助手と呼ばれることもあり歯科医師や歯科衛生士の助手を兼任していることが多い。患者の口腔内を触れることはできないが医師に治療器具を渡したりといった補助的な業務を行う。

歯科医院は個人で経営していることが多く、医師やその家族がレセプト業務を行ったり、レセプト業務を代行業者に委託するケースが多々ある。
そのため、歯科医院で医療事務スタッフとして働く場合、院内の清掃や用度品の買出しなども任せられる。

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医療事務の活躍現場:診療所

診療所は医療事務としての仕事が多く、やりがいのある現場である。
診療所は規模が小さいため当然医療事務としてのスタッフの人数も少ない。事務以外にもレセプト業務、カルテの管理、会計、医師や看護師とのやり取りなどを行う必要がある。診療所の窓口として業務をこなす必要があるので、瞬時に的確な行動を行えるようにならなければならない。

また、診療所は病院と違い、地元の患者が多く来所する地域のコミュニティの場となる。頻繁に来所する患者も多いので円滑にコミュニケーションを行う能力も当然必要となってくる。

診療所での勤務は患者からの質問を受けることも多くなる。病気などに関する質問は軽率な発言を控え、医師に質問内容を伝えるなど患者への気配りが最も顕著に表れる環境と言える。診療所は午前と午後の診療時間に分かれており、短期勤務で働きたい人には適した職場である。休診日なども院長の都合で決まることが多いので病院とは仕組みも異なる。

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投薬量の算定

患者の症状に合わせた薬剤や投薬量を決定することを「処方」と呼ぶ。
処方にも大きく分けて「院内処方」と「院外処方」の2つに分かれる。そのため、医療事務に必要な投薬量の算定方法も変わってくる。

【院内処方の場合】
医師の処方箋をもとに患者へ薬剤を渡す一連の業務が院内処方の特徴である。
その算定内容は

「薬剤料」・・薬剤の価格

「調剤料」・・薬剤を調合する手技への費用

「処方料」・・薬剤料や投薬期間を考える費用

「調剤技術基本料」・・薬剤の副作用チェックや調剤管理に対する費用

「麻毒加算」・・麻薬、向精神薬、覚せい剤原料、毒薬(麻酔関係薬剤)を投与した場合に算定される。

【院外処方の場合】
院外処方は処方箋料のみの算定となる。患者に直接薬剤を渡すことはせず、投薬は院外の調剤薬局で受け付ける。
また、院外処方の場合、後発医薬品(ジェネリック医薬品)が含まれてくるかで算定の条件が変わってくるので注意が必要である。

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医療保険の仕組み

医療事務として活躍するためには基本的な医療に関する知識を理解しておくことが条件である。特に医療保険の仕組みは確実に理解をしておく必要がある。

医療保険には大きく「保険者」、「被保険者」、「医療機関」で構成されている。

「保険者」・・医療保険を運営する機関・団体を指す。保険料を徴収し、保険証を交付する機関である。
保険者は各地方自治体や共済組合などで構成されており、医療機関から医療費の請求があると医療費を支払う役割を担っている。

「被保険者」・・保険証の交付を受けている加入者のことで、加入者本人以外の扶養家族も
加入者と同様の医療保険の給付を受けることができる。

「医療機関」・・病気の診察・治療を提供する機関で、病院や診療所が当てはまる。
医療事務はこのポジションで活躍することになる。保険者への医療費の請求や、
被保険者の医療点数の算定などが当てはまる。

流れとしては
「被保険者が保険者に保険料を納付する」→「被保険者が医療機関での診察を受ける」→
「必要分の医療費を保険者が支払う」となる。
医療事務は被保険者に対する会計と保険者への医療費の請求が主な業務になってくる。

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時間帯加算

休日や深夜の診療料は初診料または再診料に上乗せされて請求されている。
これを「時間外加算」といい、診療時間外の時間帯加算というものを支払機関に請求できることになっている。
ただし、診療機関の昼休みの時間の診療は、時間外加算に該当しない。

時間帯加算の種類は大きく3種類に分けられる。

時間外加算・・利用機関の診療時間外の診療時に加算される。ただし、診療時間外でも深夜の時間帯は除く。

休日加算・・医療機関の休日は予め定められている。
医療機関の休日は

・毎週日曜日
・国民の休日
・振替休日
・12月29日~1月3日

これらの日に診療した場合に加算される。
なお、診療所によっては毎週の休診日が定められており、該当する日に診療しても加算される。

深夜加算・・午後10時から午前6時までの時間帯に診療した場合に加算される。ただし、午後10時は含まれるが午前6時ちょうどは深夜加算に含まれない。

一般的な医療機関の時間帯加算は以上である。

ただし例外的に小児科や救急医療、地方医療支援病院などはまた別の規定があるため該当するかは確認が必要になってくる。

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医療事務の活躍現場:病院

数ある医療機関の中で最も医療事務の資格取得者が活躍する現場が病院である。
市民病院や都立・道立・府立・県立病院など規模の大きい病院は1日の患者数が多く、外来はもちろん入院患者の情報管理も行う必要がある。
特徴的なのが各診療科ごとの受付が設けられていることである。
医療事務スタッフの数も多く、業務内容も各診療科ごとに分業化されている。

1日の来院する患者数が多いため、円滑に業務を行う必要がある。
そのため、スピーディで効率よく仕事をこなすことが求められており、専門的な仕事ができる医療事務は大変重宝されている。
しかしながら、医療事務資格取得者でも業務経験の有無で病院で働けるかが決まるのが現実である。そのため、資格取得後に即戦力として病院で活躍することは難しく、診療所や歯科医院の医院長の推薦状などで仕事に就く人がほとんどである。

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カルテ管理

医療事務の業務の要となるのが「カルテ管理」である。
カルテは患者の個人情報から疾患の治療履歴など、
医療業務に携わるために必要なすべての情報が書き記されている
患者の症状の経過や診察内容は医師が記載するが、患者の生年月日や住所、保険証の記載内容の入力作業などは医療事務スタッフが行う。
紙媒体のカルテは管理と保管場所などが不便であるという観点から、最近では電子カルテの導入を進めている医療機関も多い。そのため、パソコンのスキルもある程度必要になってくる。

特に、保険証番号、記号や番号を間違えると情報の混同が発生するので管理はもちろん作成も慎重に行う必要がある。
また、カルテに記載する事項は医学的な用語も多いので正しい知識を身につけておくことは言うまでもない。

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処置料の算定

処置料は医療機関で患者が受けた医学的処置に対する料金のことを指す。
処置料の算定も医療事務の重要な仕事であり、算定項目もかなり細かくなっている。
処置料は

1、一般処置
2、救急処置
3、皮膚科処置
4、泌尿器科処置
5、産婦人科処置
6、眼科処置
7、耳鼻咽喉科処置
8、整形外科的処置
9、栄養処置
10、ギブス

の10種類に区分されている。
例えば、一般処置は切り傷や擦り傷などに分類され、その処置範囲によって算定点数が異なる。処置に用いられた薬剤も点数に含まれるが、処置料ならではの算定条件もある。
注射器やガーゼなど様々な道具なども材料料として算定することはできない。

算定できるものはカテーテルや歯科充填材料など「特定保険医療材料」を使用した場合のみ算定できる。点数表を確認する必要があるがほとんどが手術・施術で用いられる。
処置料の算定は電子カルテから送られてきた情報をもとにデータベースからの情報を参照して点数を算定している。そのため、電子カルテの操作も重要な能力になる。

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医療事務管理士技能認定試験

医療事務管理士技能認定試験は、病院や診療所などの医療機関内で受け付け業務や治療費の計算を始めとする業務。
レセプト(診療報酬明細書作成)やカルテの管理といった医療関連の業務に欠かせない仕組みと、正確に診療報酬が算出できる能力を証明する試験である。

試験の分類は医科医療事務と歯科医療事務に分けられ、医療保険制度や医療事務についての知識と技能を認定するものである。
試験構成は学科と実技の2つに分けられ、それぞれの合格点数が7割以上を超えて初めて交付される。

学科科目は
・医療保険制度を始めとする各種医療保険の知識。
・人の体の構造や生理機能または傷病についての医学的知識。
・診療報酬に関する点数の算出方法や医療用語等についての事務的知識
などが求められる。

実技科目はレセプト(診療報酬明細書)の作成である。
診療報酬点数の計算から診療報酬明細書を作成するので、順を追って確認を行わなければならないので業務に対する正確性が問われる。

受験資格はないが、合格するためには医療事務全般に関わる知識と能力が必要になってくる。歯科より医科医療事務の方が合格率が低く、難易度も高めである。

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